給湯器にはいくつかのタイプがありますが、寒冷地・信州のようなエリアで特に根強い人気を誇るのが「石油給湯器(灯油ボイラー)」です。
今回はその特徴や種類、選ぶ際のポイントを、寒冷地ユーザー目線で解説していきます。
石油給湯器とは?
石油給湯器は、灯油を燃料としてお湯をつくる給湯設備の一種で、電気制御により着火や温度管理を行います。
灯油を燃焼→その熱で水を加熱→お湯を供給というシンプルな構造ですが、寒冷地でもパワフルな湯量を確保できる点が支持されています。
特徴まとめ:
設置には灯油タンクが必要(スペース要)
停電時には動作不可(電源制御のため)
ランニングコストは比較的安価(灯油価格による)
補充・点検など日常の手間がやや発生
また、**「長期使用製品安全点検制度」**により、使用開始から10年目に法定点検が義務付けられています。安全に長く使うためには、この点検を忘れずに!
2つの給湯方式の違い
① 水道直圧式
水道の圧をそのまま使ってお湯を出すタイプ。シャワーなどで水圧の強さを求める方に最適です。
・水圧が高く快適
・お湯切れの心配が少ない
② 貯湯式
水をタンクに一旦ためて加熱するタイプ。
・価格が比較的安価
・直圧式に比べて水圧は弱め(※高圧力型あり)
・燃費はやや高くなりがち
石油給湯器の主なタイプ
■ 給湯専用タイプ
シャワーや蛇口からお湯を出すだけのシンプルモデル。
自動湯はり機能はなし。浴槽にお湯をためる際は手動で行います。
最近ではオートストップ(自動停止)付きモデルも登場しています。
■ ふろ給湯器タイプ
「給湯+追いだき」ができる多機能タイプ。
オート・フルオートは自動湯はりが可能です。
家族で入浴時間がバラバラな家庭や、賃貸物件でもよく採用されます。
■ 給湯暖房用熱源機
給湯とお風呂機能に加えて、床暖房や浴室暖房乾燥なども対応。
信州の冬に心強い「暖房機能付き」モデルで、温度制御の範囲によって1温度/2温度の種類があります。
高効率タイプ「エコフィール」とは?
「エコフィール」は、燃焼時の排熱を再利用して効率的にお湯を作る省エネ型の石油給湯器。
・熱効率約95%(従来型:約83%)
・灯油使用量が抑えられ、CO2排出量も削減
・本体価格は高めだが、長期的に燃料コスト削減が見込める
・ドレン排水の処理工事が必要
お湯をたくさん使うご家庭では、エコフィールのほうが結果的にお得になるケースも。
まとめ:使用目的に合った機種選びを
給湯専用か、追い焚きが必要か、あるいは暖房も一体化させたいか——
石油給湯器は目的やライフスタイルに応じて、最適なモデルを選ぶことができます。
また、信州のような寒冷地では凍結対策や灯油の運用コストも念頭に置いておく必要があります。
設置後のメンテナンスや10年目の法定点検もお忘れなく!
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