太陽光発電を導入しているご家庭、または導入を検討している方にとって、見逃せないのが「エコキュートとの組み合わせ」です。特に最近のモデルでは、昼間に発生した余剰電力を使ってお湯を沸かすことで、より効率的で経済的な運用が可能になっています。

昼間の太陽光でお湯を沸かす仕組み

エコキュートといえば、夜間の安い電気料金時間に一気にお湯を沸かして貯湯するのが一般的な使い方です。しかし近年は、太陽光発電との連携機能を備えた機種が増えており、昼間に発電した電気を使って部分的に沸き上げることができます。これにより、購入する電力量を減らし、電気代の節約につなげることができるのです。

各メーカーによる特徴的な機能

エコキュートの大手メーカーは、それぞれ独自の名称と仕組みで昼間沸き上げ機能を展開しています。

• コロナ：「ソーラーモード」昼間沸き上げ比率最大80％　余剰電力を無駄なく利用　
  天気予報や発電量に応じて自動調整が可能。曇りの日も積極モード設定で余剰電力活用効果大
  余剰電力使用ならコロナが断然オススメです！

• ダイキン：「昼間シフト機能」昼間沸き上げ比率40～50％
  夜間に半分、昼間に太陽光で残りを沸き上げるスタイル。毎日／単発の設定も可能です。

• 三菱電機：「お天気リンクEZ／AI」昼間沸き上げ比率40～50％
  HEMSやスマホアプリと連携し、AIが発電実績と天気予報をもとに最適な沸き上げ量を判断します。

• パナソニック：「ソーラーチャージ」昼間沸き上げ比率　調査中
  手動設定とAI制御のハイブリッド対応。使い勝手と自動化のバランスが魅力です。

売電よりも“自家消費”がトクな時代に

以前は余った電力を電力会社に売るのが主流でしたが、固定価格買取制度（FIT）の終了とともに、売電価格は低下しています。そのため、余剰電力は家庭内で消費する「自家消費」のほうが経済的メリットが高くなる傾向にあります。

ただし、天候や設定によっては通常の電力での沸き上げになることもあるため、仕様や条件は事前にメーカー資料で確認しましょう。

まとめ：太陽光＋エコキュートで、もっとエコに！

昼間の太陽光を無駄にせずお湯を沸かせるエコキュートは、まさにこれからの住まいにぴったりな設備。新築でもリフォームでも、導入を考える価値は十分にあります。

太陽光発電をすでにお持ちの方も、これからの方も、ご興味があればお気軽にご相談ください。

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